集団でものづくりをすること自体にアニメ制作の良さを感じていて

クリエイティブグループ 京都スタジオ
室長

アニメーター・演出

坂本 一也

業界歴24年 ※2024年現在

・他社で動画、原画、演出の経験を積む
・ライデンフィルム在籍(2013年~)
・京都スタジオ室長(2015年~)
・室長業と演出/監督業を兼務

アニメーターの仕事は、芝居のキーとなる絵を作る「原画」と、原画と原画の間を補間し、最終的に画面に出る絵を作る「動画」があります。キャリアプランとしては、動画の専門職として「動画検査」「動画監督」とステップアップするスタッフもいれば、「原画」職になり「作画監督」や「キャラクターデザイン」を目指すスタッフもいます。また、アニメーターのスキルを活かし、絵コンテの作成や作品(話数)全体のディレクションを担う「演出」に進むスタッフもいます。ここでは、「アニメーター」から「演出」・「監督」へとキャリアを歩んでいるスタッフのインタビューをお届けします。

今の仕事につながるエピソードをお聞かせください

中学から高校の時に『もののけ姫』が公開され、『新世紀エヴァンゲリオン』が放送されていた世代で、よくアニメを観ていました。アニメ業界に興味を持って、アニメーターという職業を認識したのもその頃です。元々絵は好きで描いていたので、絵でご飯を食べていければいいなとは思っていましたね。高校生の時は絵本作家を考えた時期もありましたが、映像で表現することに一番興味があったので、最終的にはアニメの道を選びました。

あなたが得意なことは何ですか?

最初は制作会社に作画として入社しましたが、自分は画力で勝負できるとは思っていなかったこともあり、元々目標だった演出のポジションを、入った時から目指していました。映像を全体で考える意識が当初から強かったからか、絵コンテや作画の作業にもがくことはあっても、苦痛に感じることはなかったです。集団でものづくりをすること自体にもアニメ制作の良さを感じていて、そういう意味ではきっと職業的には天職で、得意なことなんだと思います(笑)。

ライデンフィルムに入社したきっかけを教えてください

大阪スタジオの室長が前の職場の先輩だった縁もあって、2013年からライデンフィルムに在籍しています。当時関西でイチから人材育成や労働状況の改善などができる組織を作りたい、という目論見がライデンフィルムにありました。それが自分の考えている働き方と近くて、そこに共感したのも大きな理由で、京都スタジオの立ち上げからお世話になろうと決めました。

ライデンフィルムはどんな会社ですか?

自分はクリエイターでありながら室長という立場でもあるので、当初から自分の考えをいろいろと取り入れて京都スタジオの運営をしています。そういう意味では、自分のやりかたを許容してくれた、度量が大きい会社なのだと思います。頑張って夢を追い続けてさえいれば、いつかやりたいことが叶うように思いますし、チャンスはいくらでも巡ってきます。それを後押ししてくれる社風もありますね。あとは、本当によく作ってこられたなと思うくらいたくさんの多種多様な作品を世に生み出してきたなと。

今後ライデンフィルムでどんなことに挑戦したいですか?

京都スタジオができた当初から言っていますが、関西を第二のアニメ産業の地にしたいです。地方でも地方のスタッフがメインでアニメ作品を作れるようにしていきたい。自分個人の挑戦としては、劇場作品の監督を1本経験したいですね。5年10年先をつねに考えて仕事をしていますが、これからも新しいアニメの作りかたやありかたみたいなものを表現として模索して、発信していきたいです。

最後に応募者に向けてメッセージをお願いします

アニメ制作は大変なことも多いですが、同じくらい楽しいことややりがいもある仕事だと思います。ライデンフィルムはまだ若いスタジオで夢を叶えるチャンスも多く、関西にもスタジオがあり、東京以外でのキャリアアップも可能になっています。私の働く京都スタジオでも作品にメインで関わっているスタッフが多く在籍しています。共にアニメ制作をしてくれる皆様、是非お待ちしています!

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