INTERVIEW
仕上は黙々と色を塗る仕事だと思われがちですけど、人と喋ることが意外と多い仕事
クリエイティブグループ
仕上セクション
クリエイティブマネージャー
色彩設計
篠原 愛子
業界歴 約20年 ※2024年現在
・他社で仕上、色指定、色彩設計を経験
・ライデンフィルム在籍(2014年~)
・クリエイティブマネージャー(2021年~)
仕上の仕事は、アニメーターの描いた動画に色を塗る仕事です。経験を積むと、キャラクターを中心に作品全体のカラーを作る「色彩設計」や、話数のシーンごとの色味を決める「色指定」になるキャリアプランがあります。ここでは、「仕上」から「色彩設計」へとキャリアを歩んでいるスタッフのインタビューをお届けします。
今の仕事につながるエピソードをお聞かせください
色を塗ること自体が昔からすでに好きでした。アニメ雑誌を買って読んでいたのですけど、雑誌の絵をトレーシングペーパーに写し描きして、裏からポスターカラーで色を塗って遊んでいました。描いては塗ってをひたすら繰り返すほど好きだったので、5センチ厚程度のバインダーみたいなのが3冊くらいできちゃいました(笑)
あなたが得意なことは何ですか?
人と話す(コミュニケーションをとる)ことが得意かもしれません。仕上は黙々と色を塗る仕事だと思われがちですけど、人と喋ることが意外と多い仕事でもあります。作品作りには、監督がいて、クライアントがいて、様々な役割やポジションのスタッフが参加しています。みんなで意見を出し合いながら作品の“色(カラー)”を決めていくのでコミュニケーションが大事なんですよ。
ライデンフィルムに入社したきっかけを教えてください
アニメ雑誌に代々木アニメーション学院の広告が載っていて、そこで仕上の仕事を知って、それをきっかけにアニメ業界で働き始めました。その後、いろいろなつながりを経て、ライデンフィルムと同じグループ会社のサンジゲンに席を置くことになったのですけど、ライデンフィルムで新しく仕上セクションをつくることになり、入社した流れですね。
ライデンフィルムはどんな会社ですか?
いろいろな作品に触れる機会が多いと思います。ライデンフィルムの作品数が多いという意味だけでなく、タイミングが合うときは外の仕事も担当できたりします。いろいろな作品に触れられるから、経験も多く積めて人を育てやすいですね。
今後ライデンフィルムでどんなことに挑戦したいですか?
仕上の仕事はデジタルにはなっていますけど、30年前からずっとペイントマンというソフトを使い続けていて、働いているスタッフは意外とデジタル周りに弱かったりするので、デジタルをもっと活用できるように積極的に最新の技術に触れていきたいなと思っています。
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